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あいじえん

恐れの中にクリスマスはやってくる

「恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。」(ルカ福音書1章30節)

★いよいよクリスマスを迎える季節となりました。ページェント(聖劇)の準備が始まっています。子どもたちも保育者たちも、わくわくドキドキ。

★わくわくドキドキするのは、ページェントの登場人物も同じ。

・「恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。身ごもって男の子を産む(ルカ1:30)」――と、天使から言われたマリア。(どうしてそんなことが…)

・「恐れず妻マリアを迎え入れなさい(マタイ1:20)」―― まだ婚姻前なのにマリアが子どもを宿している。(なんでやねん!)と、恐れるヨセフに天使は告げる。

・「恐れるな。わたしは民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町にあなた方のために救い主がお生まれになった(ルカ2:10-11)」―― 静かな夜、天使の声に(一体これは何が起こったのだ?)と、驚く羊飼いたち。

 クリスマスに登場する多くの人物が “恐れて” いたのです、マリアもヨセフも羊飼いも。日常生活のただ中で、とても不思議な恐れを感じる出来事に遭遇した彼ら彼女ら。

聖書は恐れを感じる非日常の出来事の中にこそ、神様の働きかけが示されていることを教えます。

★毎朝、愛児園っ子が登園してきます。いつもと変わらない日常の始まりです。

(でも待てよ・・・。いつものように遊んでいるようでいて、実はいつもとは違う非日常の時間、“恐れや戸惑い” を感じているような、そんな時間を過ごしている子どもたちはいないだろうか?)

そこを見逃さない眼差しが大人たちには必要だなぁ、と感じています。

★恐れを感じる者たちに、「大丈夫。そばにいるからね」と、神様からの包み込む慰めの御手の注がれてくることを信じながら、その神様の御手のお手伝いをする保育の業に、日々保育者一人ひとりは励んでいます。

 今、どんなことを恐れていますか?そんな時、聖書からの語りかけに心を傾けたいものです。

「恐れることはない。きっとうまくいくよ。」

 

 よいクリスマスをお迎えください。


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